プロフィール
作家プロフィール
翡翠人(ひすいびと) ひすいに魅せられて60年 |
翡翠との出逢い
私と翡翠の出逢いは中学三年生のころでした。荒城川上流、折敷地(母の生まれたところ)で、父が「翡翠の原石だ」と言って手渡してくれました。その美しさ、エネルギーが私を石のとりこにしてしまったのです。
高校生になると、ダイヤモンドカッター等の機械を導入し、カボション形(楕円ドーム型)の加工を数多く行いました。
ミャンマーのエンポリウムで入札に参加できる数少ない日本人として、何度も渡航し、持ち帰った翡翠の原石を、加工、設計、デザインしています。製品として誕生するまで一貫して自身の手で行っている世界でただ一人の翡翠人(ひすいびと)と自負しています。
日本の神話から伝えられている翡翠の魂は、日本の文化に大きく影響してきました。
今、この時代だからこそ、日本人の中にある翡翠の記憶に触れるような、太古の時間や思いを体感し、何かを感じ取っていただきたいと思います。